103日目!そして辿り着く

103日目の今日は稚内のライダーハウスで起床!

昨日の夜はみんなでワイワイ話しながら、最後は年齢なんて関係なく40人で肩組んで松山千春を熱唱した。

武蔵大学のサイクリング部 静岡大学のサイクリング部など学生はもちろん、おっさん達とも仲良くなれた。

年齢を超えて同じ土俵に立てるのは本当に旅くらいじゃないだろうか。

みんな子供のような顔でワクワクしながら好きなバイクの話、良かった場所、美味しかったもの、いろんな話をしていた。

そんな夜を過ごして、朝

夜に降り続いていた雨は止み、曇り空ではあるが走り始めた。

目指すは宗谷岬 日本最北端の地だ。

宗谷岬は稚内市街からおよそ30キロ

まず走り出して見つけたのがこれ

最北端のマック!!!

いや本当に稚内の町はなんでも「最北端」ってついてるから一回行ってみてください。笑

結構面白いから。笑笑

稚内の市街地を抜けると、宗谷岬まではひたすら海沿いだった。

最後の日本海は向かい風

天気も曇り

でもワクワクした。

だってさ、「日本最北端の地」がもうすぐそこなんだよ。

高校生の頃、自転車旅をしている同じ高校生の動画を初めてyoutubeで見てから、ずっと憧れてた。その高校生は群馬から宗谷岬まで自転車で走ってたんだけど、宗谷岬へのゴールが本当に感動したんだよね。

だから「宗谷岬」って場所に辿り着くことは今でも俺の憧れど真ん中だった。

そんな場所に後20キロも走れば辿り着くって、考えるだけでワクワクした。たまらなかった。

向かい風なんて気にならなかった。

後10キロ…走ろう

2年前のスタートから8500キロを越えてやっと辿り着く。

今までの大変だったこと、出会った人、優しさ、全部思い出してた。

まだ旅は終わりじゃないけど、そりゃ8500キロも走ってんだ。何個もドラマはあったし、感傷的にもなるよね

あと300メートルだ。

笑ってるぜ

最高に笑って最北端だぜ

クソ寒いし、霧雨が降り始めたけど

最高に笑ってやるぜ

そして辿り着く…

 

みんなが拍手してくれた。

みんながおめでとうって言ってくれた

本当に嬉しかった。

宗谷岬は俺のもんだ

最北端には今、

日本で俺しかいない

俺のもんだ

この旅は間違いなく俺の旅だ

ありがとう今までの俺の走って来た

8500キロの道のり

ありがとう今までの日本中の優しさ

そしてこれからも走り続けるぜ

次は日本最東端だ!止まらないぜ

辿り着いたらそこがスタートだ

まだまだゴールじゃないぜ俺

ここからや 走ろう まだまだ行こう

気温は14.7度しか無かった

でも間違いなく宗谷岬を熱くできたと思う。

そんな最北端の地を離れ、また走り始める

舞台はいよいよオホーツク海だ。

走り始めてしばらくした時、

天候が変わり始めた

オホーツクから吹き込む強烈な横風と霧雨が強くなって来たのだ

寒かった。ひたすら寒かった。

さっきまでの宗谷岬での元気が嘘みたいに寒かった。

オホーツクの洗礼だった

気がついたらもうびしょ濡れだった

10メートル先も見えなくなってた

だが宗谷岬から次の町 猿払村の市街地まで約30キロの間には、建物はおろか雨宿りできる場所すらなかった。

今俺にできることは、寒さと風に耐えて、ただひたすら走ることしかなかった。

正直泣きそうだった。

久しぶりに辛かった。

でも走った

泣き言言える人もいないし

助けてくれる人もいないからね

それがひとり旅だから

猿払村に入っても霧は収まらなかった。もうビショビショで、足も冷えて若干つり気味だった

あと10キロ…

ただひたすら走った

そして満身創痍で見つけたライダーハウスやませさんに駆け込んだ。

安心して泣きそうだった…

やっと辿り着いた…

本当は近くの温泉併設の道の駅で野宿しようと思ってたけど、流石に体力を消耗しすぎたから1000円の格安で泊まれるライダーハウスに逃げ込んだ…

質素だけど、布団もあるし、屋根も壁もある。それだけで満足だ。

荷物を置いて温泉にも入った

真っ黒だ。

白と黒の差が激しい。

夜ご飯はホッケカレーを食べた

今日は激動だった

最北端を制覇して、雨に降られて、寒さにやられて、温泉に入って天国に

明日はどうなるかな

また冒険の毎日だ

走行距離 64キロ

稚内市→猿払村

総走行距離 8558キロ

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