せせらぎ街道(徒歩日本縦断#50)

50日目の今日は道の駅ななもり清見で起床

軒下のスペースで眠って、6時に起きてテントを片付けていたら、管理人?のおじさんに声をかけられた

寝ていたことを怒られることもなく、「歩いてるんか?!」と小一時間ほど準備をしながらお話して

最後には飲み物の差し入れまで頂いてしまった…

有り難い…決していい事とは言えない道の駅野宿も、お金のない横石からしたら仕方ない事と割り切ってなるべく迷惑かけないようにやっているが、そんなグレーゾーンの道の駅野宿でさえこうやって沢山の愛情を頂いている。

朝からぐびっとリアルゴールドを飲んで気持ちはバッチリだ。7時半に歩き始めた

今日は郡上方面にひたすら南下する

天気は朝こそ曇っているが、晴れ予報。

昨日の疲れが若干足に残ってはいるが、まぁ35キロだしなんとかなるだろう。

ここから郡上までの約70キロは「せせらぎ街道」と呼ばれる川沿いの綺麗な林道をひた歩く。今日の唯一の不安点は目的地まで一軒も食料品店が無いことだ。残りのカロリーメイト一個とおにぎり二個を大事に食していかなければならない。(朝ごはんはおにぎり1つ)

10キロほど歩いて朝9時を過ぎると天気予報通りの晴れ模様に

のどかなバス停で鳥と川のせせらぎを聞きながら少し休憩を入れる。

せせらぎ街道のなにがすごいって、川や山だけじゃなくて、民家まで洗練されている。遠い昔からここだけは時間の流れが止まっているような、不思議な感覚になってしまう。道端の手入れされた花々はここに住む人たちの心の優しさを映す。

どこまでも澄んだ川沿いをひたすら歩く

ずっと登り基調で足はなかなかきついけど、そんなこと忘れてしまうくらいに空も川も青い

上からだと分からないけど、明らかにヤマメ?イワナ?サイズの川魚が泳ぎ回っている。水なんて透き通りすぎて葉っぱが浮かぶと、空を浮かんでるみたいだ。

流れる葉っぱと歩くのどっちが早いか競争してみた。早歩きでも負けてしまったけど、だからこそ日本を歩いて縦断するなんて浪漫あるじゃん?流れる葉っぱよりゆっくり旅するなんて、素敵なことじゃん?

道端には至る所に秋の味覚である栗が転がっていた。今思ったんだけど栗ってどうやって食べるんだろうか、蒸すのかな。

昼時になると標高800mほどあって、10月に入ったというのにどんどん暑くなっていく。気温は27度を指していた。平野では30度以上をザラに記録していたらしいが、流石に風は少し冷たい秋の風になっている。

日差しに負けないように、帽子を被って歩く。

それでも、登り基調を20キロも歩くと流石に足が重い。昨日少し無理をした疲れも残っていたので、今日はこまめに休憩をとってなるべく無理をせず進むとする

そして、歩き始めて25キロでようやく峠の頂上へ。標高は1113mだ。海沿いを歩いていると標高300mの峠でも高く感じるのに、長野や岐阜は標高1000m越えの峠を毎日のように越えなければいけない。その分山の絶景を死ぬほど味わうことが出来るから、山大好き人間横石的にはこの辛さも幸せのうちだ。

山を好きな理由はこれもある。

歩いていて死ぬほど喉が乾いた時や水がつきそうになった時に限ってポツンとある湧き水。

今日もコンビニどころか自販機さえなくて干からびそうになっていたところにキンキンに冷えた湧き水が流れていて、思わず山に向かって頭を下げた。味も文句なしで美味い。

ここからあと10キロで目的地だけど、今日は4時くらいには着きそうだ。日が暮れる心配もないのでのんびり峠を少し下ったバス停で休憩。

再出発してから、相変わらず足は痛むけどこればっかりは仕方がない。イメージは部活をやってた時にテスト週間で部活禁止になってから再開した時の全く自分のイメージ通りに身体が動かない感覚。

だけどこのイメージとのズレは割とすぐに治ると思っているので、歩きに関してもそこまで心配していない。

今の横石的に問題はここだ。

長時間重いバックパックを腰で締めて背負っているから、腰のアザがひどくて慢性的に痛む。これももう職業病だと思って向き合うしかないのだけど…

さらに前半戦の後半からずっと慢性的に痛んでいるのが左肩甲骨あたりのコリだ。一回ガチで整体に通いたいけど、お金もバカにならないしこれも我慢して歩くしかない…

そんな身体の不調とも向き合いながら残り10キロの山道を下っていると横に気配を感じた。

ふと振り向くと、同じように気配を感じて振り向いている「ヤツ」がいた

特別天然記念物のカモシカだ。

「特別天然記念物」と聞くと珍しく思えるが、横石が今まで出会った動物の中でもカモシカは警戒心が薄いと思う。自転車旅でも一回会ったが、その時も横石に気付きながらむしゃむしゃ草を食べていた

せっかくの特別天然記念物なんだからもっと「自分はレアなんだぞ」って自覚を持って草を食べてほしいものだ。是非とも、もののけ姫のシシガミ様くらいにはレア感を醸し出してほしい。

ちなみに今日は人よりも動物の方が出会っていて、猿に関しては30匹くらいは見た(これは本当に盛ってない)まぁまだここら辺の猿は警戒心が強くて近くまで来ないからいいけど、自転車の時は長野や鹿児島で死ぬほど間近で猿の群れに牙むき出しにされて威嚇されたことがあるから若干猿はトラウマなのだ。

そんな動物たちの楽園にお邪魔しながら、午後四時に無事道の駅に辿り着いた。

なんとかおにぎり二個で35キロを歩き切った横石はその足で道の駅のレストランに駆け込む。もうあと5キロ歩いたらハンガーノックを起こしそうなくらいギリギリだった。

のに…

待って意味がわからない。

横石的に今日は火曜日なんだけど時空が歪んでるのか?スマホのカレンダーを確認しても火曜日だ。

一気に力付きた…

仕方なくトボトボと道の駅の売店に行って食べれそうなものを買い込む(本当は道の駅の売店は高いからあんま買いたくないけど仕方ない)

明日の朝の分までは食料を確保できたので、とりあえず大丈夫だろう。

明日は32キロ先の郡上八幡を目指す。

明後日から台風の接近で天気が崩れるので、今後のリスクを加味して郡上八幡の市街地で泊まるつもりだ(多分ゲストハウスかな)台風の雨風の中で今日昨日みたいにコンビニも何もないところでやり過ごすには流石に不安だ。

本当は野宿してお金を浮かせたいが、郡上八幡はそれなりの街だし、明日の夜は雨予報なのでテントも濡らしたくない…ということで様子を見ながらだけど、明日は郡上八幡の観光と台風への牽制も兼ねて歩きたいと思っている

歩行距離 35キロ

岐阜県高山市清見(気づいた人もいるかもしれないけど、昨日から35キロ歩いてまだ高山市の中の清見なのまじでびっくりしてる自分でも。広すぎる高山市)

総歩行距離 1644キロ

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3 件のコメント

  • お疲れ様です。
    郡上踊り、清流の美しい町、
    実は未踏の地、
    また、発見や出逢いの予感かな?

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