歩け(徒歩日本縦断#38)

38日目の今日は見附市の道の駅、パティオ新潟で5時に起床

静かでゆっくり寝れたが、強いていうなら夜10時くらいにいちゃこらしてた若いカップルこのやろうって感じだった。

いや、みんなの道の駅だし、そこは全然いいんだけど。問題は「見ず知らずの人が中にいるであろうテントの周りでイチャイチャする?キモくないの?俺」ってところで、むしろ申し訳ない気持ちになってしまった。

まぁそんな事件もあったけど、そのあとは爆睡して、まだ寝てたい甘えた気持ちにムチ打って自分を叩き起こす。

今日は52キロ先の道の駅を目指すからだ。

明日は天気が崩れる予報なので、どうしても今日中に進めるところまで行っておきたかった

昨日48キロで今日52キロだから2日間で合計100キロちょうど。無事に今日を終えたら横石は100キロマラソンだって夢じゃなくなるんじゃないか?これ。

日テレさん駒が足りなくなったらぜひ横石を呼んでください。

なんて思いながら歩き始めた(絶対キツくなるのは間違い無いのでそれなりに覚悟決めてた)

そんな今日のみちのり

今日は晴れ予報で暑くなりそうだが、やはり朝は気持ちのいい気候だ。まだ薄い雲に覆われた空を見ながら8号をひたすすみ

長岡市に入ったところで8号をそれて市内ど真ん中へ続く県道に入る

そして8時過ぎに

viva都会

長岡市街ど真ん中

なかなか人がたくさん歩いている

通勤中のサラリーマンに高校生。そこに一人真っ黒な旅人が突入している。

周りから見たらどんな感じなんだろう。ふと、客観視して自分のことを見てみたくなった

どうせなら歩く姿が美しい旅人になりたいものだ。よくいるじゃん?歩く姿から凛としている人って。横石は猫背だからダメかなぁ…

長岡に来たらぜひ馬に乗ってこの居酒屋にどうぞ。(ワンチャン馬刺しにされるかも)

最初の休憩は長岡市街から少し進んだコンビニでとることに。

9時に到着したが、この時点で16キロ進んだ

30分ほどゆっくり休憩して再出発

すると驚くほどに日差しが強くなり始める

汗だくになりながら歩き続けていると

目の前の日陰にサムライがいた

「え?横石疲れすぎて幻覚見たの?」

あぁ、ツッコミを入れる声が聞こえてくる…

でもこれは幻覚では無い。ほんとにサムライがいたんだから

サムライも横石に気づいたみたいだ

「切り捨て御免」と切り捨てられると思い身構えたが、意外にもフランクに話しかけてくれた

話を聞いていると、このサムライはキックボードで日本縦断しているらしい。サムライの格好をしている時点で既に他の人とは違う変態(いい意味で)の匂いを感じたが、自転車でもバイクでもなくキックボードとなると、これは間違いなく旅の変態だ。この暑い中、甲冑姿でキックボードを蹴る旅人がいたらそりゃ声もかける

さらに話を聞くと「サムライジャパンプロジェクト」というプロジェクトで旅しているらしく、日本各地の美しい風景や文化を国内外に伝えるために日本縦断をしているらしい。

なんて崇高な理念の元旅をしているのか…

思わずサムライジャパンプロジェクトで検索して調べていたら、さらに衝撃の事実。

なんとこのサムライさん「100万回のI Love You」という曲で大ヒットした歌手のrakeさんだったのだ。「いや横石もカラオケで歌ったことあるよそれ!」そう思いながら色々聞こうともしたが、今は2人ともただの旅人だ。サムライさんは四年前に活動休止しているらしい。せっかくなんのバックグラウンドや肩書きも知らないで「旅」という舞台で意気投合したからには、この際サムライさんのすごい肩書きも気にしないで、一旅人として話したかった。そして、いわゆる「有名人」なのに対等にお話ししてくれるサムライさんの心意気が嬉しかった。

この日本縦断を旅人として本気で達成したい意思が伝わってくるようだった

別れ際、がっちり握手を交わしてお互いの旅路の無事を祈り別れる(この後また休憩中にお会いした笑)

そんな粋なサムライにパワーをもらって陽炎が揺れる暑さの中歩みを進める

信濃川を渡ると小千谷市に入った(おぢやって読むよ。美味しそうな名前)

そして信濃川に沿って南下していくと

昼過ぎには小千谷市街に入る

ここまで25キロ。今日の道のりの半分を消化した。

だが、小千谷市街を抜けてから、遂に横石、ガソリン切れになり始める。

暑い中歩き続けていたのと昨日も48キロ歩いた疲労。そしてなにより小千谷市街を抜けてから登り道になり始めたからだ。

「これはあかん」

直感でそう思って、今日の目的地までの間で最後となるコンビニに駆け込む

本当は手前のコンビニで今日明日の食料や必要な分を全部買い込んでいたので、そのままゴールまで行こうかと思ったが、流石に一回コンビニに退避することに

日陰でガリガリ君をドーピングして30分ほど休むと身体も楽になった。

ここから残り20キロはひたすら山道

現在時刻は午後2時。日暮れまでギリギリの戦いだ。もし山道の途中でもう一回ガス欠を起こしたら強制山野宿となってしまう。ここら辺はクマも多発するのでそれだけは避けたい。

葛藤した。

「今日は安全策をとってここで終わらすか、それとも歩くか」

それでもやっぱり横石は一歩踏み出した

「やるって決めたからには目標まで辿り着けなきゃ後悔する」その気持ちだけだった

ここから4時間。時速5キロで山を越え続ければ18時には目標に辿り着く。

腹をくくって歩く。

覚悟を決めると、なぜか足は軽くなった

どうやら「歩き通す」その気持ちが横石を動かしているらしい。

3キロほど歩くとすぐに道は山間ののどかな田園風景となる。

日本の原風景に思わず見惚れながらも足は止めない。

ここからまずは200mの峠

そして最後に400mの峠が待っているからだ

いま足を止めたらもう二度と歩き出せない気がした。「休憩するなら400mの峠を登りきってから」その選択肢以外もう無かった。

そこからは九十九折もある山道をひたすら登る

登りは息を整えながら

下りはもはや小走りで

足が棒になっていく感覚もあったが、「歩け、歩け、歩け」自分にそう言い聞かせてひたすら進む。

そして、もはや修羅の男と化した横石は強かった。自分でも驚くほどに。

明日の分までの水と食料を山ほど積んだバックパックを背負いながら、とっくに足のパワーランプは点滅してるのに時速5キロどころか5.5キロのペースで山道を進み続けていた

ずいぶん高いところまで来たもんだ

峠の合間には雰囲気のある集落

変わらない日本の風景がそこにあった

そして最後の峠の頂上へ

いよいよ目的地の町、十日町市に入る

この時点で残り4キロ。時刻は午後5時前。

連日の長距離移動の中、険しい山道を3時間で16キロ進んだ。

横石の皮がまた一つむけた瞬間だった

流石にこれで日暮れまでには目標の道の駅に辿り着けることが分かったので、そこからはゆっくりのんびり夕暮れの田舎道を散歩

トンネルを抜けると差し込む夕日に

どこか懐かしい匂いがして泣きそうになった田舎町。

頑張った横石へのご褒美は風景だった。

そして

18時ちょうどに道の駅せんだに到着

ど田舎の小さな道の駅だが、むしろ誰もいなくて寝やすいだろう。2日間で100キロ歩き通したボロボロの身体をしっかり寝て癒そうと思う

歩行距離 52キロ

新潟県見附市→十日町市

総歩行距離 1250キロ

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