始まりの大地(徒歩日本横断#20)

20日目の今日は道の駅むかわで起床

テント張りの許可を取っていて温泉にも入れたこともあって安心して眠ることができた。そんな今日はいよいよ北海道編のゴール、苫小牧までの道のりだ。ゴールでもあり新たな旅立ちの地でもあり苫小牧港フェリーターミナルまでは32キロ。

さぁ、北海道最後も気合を入れて歩こう

歩き始めて割とすぐに厚真町へ

厚真といえば2年前の胆振東部地震の中心被災地だが、もう少し山側なのか、復興が進んでいるのか、海沿いの道のりは被災の跡はあまり見ることが無かった。

ただ、苫小牧側に近づくにつれとんでもない量のトラックが通行するようになる。

天気も一気に晴れて、最後の日もしっかり暑い

休憩したくてもなかなか休憩する場所が見つからず、結局頼りになるのは日高本線の駅舎だ

ちなみにむかわ→苫小牧間は運行しているので、久しぶりに生きた線路を眺めることができた。電車が通ってるのを見た時なんかは「幻かな?」と思ったくらいだ。

スタンドバイミーを彷彿とさせる風景

そして国道をそれてからさらにトラックの量は悪化。さらに歩道も無くなり、しかも炎天下で日陰もなく、最後にして地獄を見る

こんな感じの道をトラックがビュンビュン通り、肝は冷やすくせに体は激暑。しかも最近の北海道は昼は暑くて夜は寒いおかげで昨日の夜から寒暖差アレルギーで水のような鼻水が止まらず踏んだり蹴ったりだ。まぁ1番は命に関わるトラック問題と、こういう何もない炎天下に晒される道が15キロ続き、予想以上に水の消費が早いということか。てっきり苫小牧に近いから補給には困らないと思っていたがさすが北海道。国道でしかそんな常識は通用しないみたいだ。

なんとかトラック地獄を乗り切って苫小牧に入り、沼ノ端という苫小牧市街ひとつ手前の町で昼食。最後はしっかりセコマのパスタとカツゲンで締めよう。

ここまでくればあと7キロもすればフェリーターミナルに到着する。

あとは北海道に来て初めての片側3車線が走る広い歩道完備の幹線道路をひた歩くだけ。無事に命の危機は脱したようだ。

そして午後3時過ぎ

北海道編のゴール 苫小牧港フェリーターミナルに到着だ。日本で1番路線が行き来するフェリーターミナルというだけあってなかなか大きく綺麗なフェリーターミナル。

これで最東端納沙布岬から始まって襟裳岬も経由した徒歩日本横断北海道編は終了となる

感慨深いといえば感慨深いが、この先の長さを考えると「よっしゃぁぁぁ!」と喜べるほどお気楽にはなれないものだ。北海道はいわば序章。これからこの何倍もの距離を歩かなければならないから。

けれど、徒歩旅で身体的に最もきつい序盤を心折れることなく乗り切った自分の根性だけはしっかりと労ってあげたい。

今年はコロナ問題もあり、「どんな旅になるやら」と不安もあったが、あまり例年と変わらず旅できているというのが実感としてある。

流石に話しかけられる量は減ったが、それでも沢山の方々に親切にしてもらい、時には(もちろん外で)宴も開き、対人関係で心苦しくなるような出来事も無かった。それはひとえに北海道の方々の旅人に対する大らかさ、優しさと、また北海道に集まる旅人たちの心の広さの賜物だろう。

さらにいえば今年は凄まじくよく晴れた。

例年北海道はお盆を過ぎると雨続きになるのが定石で、過去2年間はいずれも雨に悩まされることが多かったが、今年は霧雨1回、小降り1回だけで、後のほとんどは晴れた(道東の霧はまぁ仕方ないけど)おかげさまでまだ見ぬ沢山の絶景を眺め、知ることができた。たとえ自転車の時に通ったところであろうが、天気が変わればこうも風景は変わるのか、と実感する。こりゃ確かに一回行っただけでは分からない「日本」は沢山存在するのだろう。

一部抜粋でもこの美しい風景の数々

学生時代最後の夏の大半を、この貴重な晴れの北海道で過ごせたことを心から幸せに思う

そしてアザラシやオジロワシなどの貴重な生態系をはじめ、鹿、キツネなど数多くの生き物と出会い、さまざまな資料館で学び、新たな日本の側面を知ることができたのもまた北海道の旅路のハイライトだ。

資料館で学ぶというのは今年初めて積極的に活用し始めたが、5年目になって「こんなにも楽しいことなのか」と後悔している1番の内容かもしれない。その地域、自然を学ぶことでより多角的な角度から日本を見ることができるのだ。

徒歩旅の辛さ、そして魅力を再確認することができたのが始まりの大地 北海道だった。

まぁしかし、今回の旅は正直少し舐めていた

なんせ去年一回やっている徒歩旅だし、「なんだかんだいけるだろ」と思っていたが、そんな幻想は初日で打ち砕かれ、2日目には100メートル進むのに5分はかかってるであろうくらいに疲労困憊で精魂尽き果て、旅前に練っていた計画は一瞬で破綻し、挙げ句の果てに去年は痛めなかった膝を痛めかけるという無様な具合だ。

2度目でやっと分かった。

「徒歩旅は本当に過酷」だということが

そしてさらに分かった

だからこそ本当にやりがいがある

正直2日目とかは、本当に辛くて「なんでまた始めちゃったんだろう…与那国に辿り着くまでにこれを毎日繰り返すのか…」なんて思ってたけど、だからこそ目指すべき最果てなのだ。だからこそ、この身を投げ打って挑む価値があるのだ。

今年の旅に出る前、相方のタクマに「よーだい、死ぬなら今年死ぬぞ」と言われたのを今でも覚えている。そしてそう言われた意味も今ではわかる。去年まではあった、旅に対する拭えない不安感、そして旅に行くぞという強い決意が欠如していたのだ。それは去年なまじ経験してしまった分、「まぁいけるだろ」と浮き足立っているのに喝を入れられたのかな、なんて思う。

それは去年膝を壊すまで歩き続けて、誰よりも辛さを知っているタクマに言われたからこそ、のセリフなのだ。

そして今ではその覚悟もできた。北海道を通じて完全に身体は旅モードに入り、日々臨戦態勢で緊張感も出て来て、いつ足を壊すか分からない恐怖とも闘っている。そんな初心の気持ちを北海道はしっかり思い出させてくれて、しっかり決意を固めさせてくれたのだ。「絶対与那国に辿り着く」その決意を。

まだ旅は始まったばかり。

ここから本当に長い旅路が始まる。

だからこそ、今日は北海道の余韻に浸り、溜まった疲れを癒し、新しい一歩を踏み出す糧にしていきたい。

(明日からの2日間は休養とし、まだ北海道にいます。したがって明日のブログはお休みします!26日の夜に苫小牧港から青森県八戸市行きのフェリーに乗って、27日の朝に新しい一歩がスタートです!)

歩行距離 36キロ(苫小牧港から駅まで含む)

北海道むかわ町→苫小牧市

総歩行距離 445キロ


【北海道】645キロ

根室市→浜中町→厚岸町→釧路町→釧路市→白糠町→浦幌町→豊頃町→幕別町→帯広市→中札内村→更別村→大樹町→広尾町→えりも町→様似町→浦河町→新ひだか町→新冠町→日高町→むかわ町→厚真町→苫小牧市(全23市町村)

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12 件のコメント

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