秋雨(徒歩日本横断#39)

昨晩はいわきでいつも応援してくださっていたまいさんと楽しい飲み会だった

わざわざ地元の有名店を予約してくださり、美味しい料理に久しぶりに沢山のお酒を飲み、すっかり酔っ払い。まぁ楽しかったし、たまにはいいよねこういうのも。

まいさんはずっと見てた横石と会うのにめちゃくちゃ緊張していたらしく、食事が喉を通らなくてこれが今日初めてのご飯だったらしい笑

いやいやー、お会いした方は分かると思いますが、横石は全然緊張するに値しない人物ですよ笑でもなんだか照れ嬉しかったなぁ…

ちなみに横石は本当に誰でも人見知りせず話せるので、基本どんな人でも初対面でも、沈黙などは作らないことだけは自分でも凄いと勝手に思っている。

あー楽しい夜でした!!本当にありがとうございました!

そして横石のもう一つ自分で凄いなと思うことは、遅くまで飲んで結構酔っ払っていても、次の日しっかり歩くことかな。変なところが本当にストイック。

てことでまだお酒の残る頭で39日目のスタート

まずはいわきから昨日のゴールである北茨城の磯原駅まで電車で朝のうちに戻って午前8時半から歩行開始だ。今日は日立までの29キロなので行程的には気楽な日なのだが、50キロ歩く日より怖い日だった。

なぜかというと、今日は午後から本気の大雨予報だったのだ。降水量は予報だと1時間に10ミリ以上。ちなみに降水量を歩き旅の心境に置き換えると

1ミリ以下→んー、レインウェア着ようかな…と悩むくらいな微量の雨。全然余裕

2ミリ→よしレインウェア着よう

3ミリ→お?結構降ってきたな?(場合によっては中まで濡れる)

5ミリ→普通に本降り。この辺りから雨宿り必須

10ミリ以上→いや、無理だわ。歩くのやめよ…

なので、10ミリなんて降ろうものなら普通は歩かない。しかしそういう強い雨は大体1時間程度で過ぎて行くので普段はあまり気にならないのだが、今日の予報ではそういう雨が午後からずっとの予報なのだ。

ただ、28キロ歩いて日立までは行程的にも歩いておきたいので、雨に濡れるのはもう仕方ない。問題はなるべく雨の弱いうちにどこまで進めるかにかかっているのだ。

「だったら進まないでいわきにいたらいいじゃん!」と思う方もいるかもしれないが、このブログを前から見てくださってる人は分かるように、横石の一番苦手なことは「停滞」なのだ。同じ場所に3日もいれば土砂降りだろうが雷だろうが歩き出したくなる。

そんな性格をいきなり変えられるはずもなく、お酒がしっかり残った状態で、かつ雨でも歩き出すのがやっぱり横石らしいのかもしれないね

磯原駅を歩き始めて最初の1時間はラッキーなことに雨は降っていない。だが道路の水たまりが昨晩の雨の強さを物語る。うーん本当に野宿してなくてよかった…

だが数時間後には、我が身に降りかかるかもしれないこの雨。なるべく降ってないうちに距離を…なんて思いながらズンズン進んでいると、目の前にスーッと車が止まり

「傘持ってるの?」

「いや!持ってないです!」

「よかったらこの傘使ってないから使っていいよー今日は降るよー」

と言って5年間の旅の中で初めての

傘の差し入れをいただいた。しかも「使ってないやつだし、使い終わったら捨てちゃってもいいからねー」とありがたいお言葉

傘があれば相当強く降らない限り濡れることはないか身体も冷えない。ピンポイントで素晴らしい差し入れをいただいてしまった…

「じゃあ普段から持ち歩けばいいじゃん」

と思うかもしれないが、傘は基本的に重いし、使いどころがなかなかないのだ。

例えば風の強い日はほとんど意味をなさないし、歩道がない道路では怖くて差せない。しかも弱い雨だったらただ腕が疲れるだけでレインウェアで充分だし、基本的に長時間の歩き旅には向いてないのだ。

だけども今日は強い雨は降るけど風はほとんどなく、広い歩道が備わっている。とすべてにおいて傘を使う絶好のタイミングだ。

そして傘をもらってからすぐに降り出す雨。早速出番だ!と言わんばかりに傘を開く

長い旅生活の中でも始めての傘差し歩行

確かに全然濡れないし、気がめちゃくちゃ楽だ。体も冷えないし。ただやはり傘をさして旅をしていると、どこかヘンテコリンというか…そんな気がしません?笑

あと単純にもらった傘がビニールではなく、少し可愛い感じなのもこのヘンテコ感を演出している気がする。客観的に見たらかなり面白いだろう。

ただ、楽なのは変わらないので、雨に怯えていた気持ちが一気に楽になり、新鮮味も相まって雨の中でも歩調をあまり落とすことなく進むことが出来る。

そして、この旅が始まってからほとんど無かったまとまった雨の中

自分の上に屋根があるという今までになかった移動式秘密基地のような感覚とそこから見える風景を楽しみながら日立市に入る。日立市は入ってしばらくしてからは10キロ以上こんな感じの幹線道路で、もし傘も意味がないほどの雨になっても雨宿り場所がたくさんあるのがありがたい限りだ。

そして、遂に現れる東京の文字

地道にコツコツ、歩いてきたからこそ、文字を見ただけでも感動してしまう。東京のとの字もないような東の果てから東京全部の文字が見える位置まで歩いてきたんだもんなぁ。

正直今日も色々考えていたことがあった

憂鬱な雨の中、ゆっくり休めばいいものを、いつも歩き出してしまう停滞出来ない自分に「本当にそれでいいのか?」と葛藤。

別に急ぎたい訳ではないんだ。だけどこれだけは言える。最後の旅路となる今回の旅は1日も無駄にしたくない。

別に停滞を無駄とは言わないしその町に停滞するからこそ見える風景は沢山あるはずだ。

だが横石はとにかく「自分の足で」果てを見に行く。そう心に決めて学生最後の旅に出た。

もちろん旅は今日みたいな雨の日もあるし、色んな日がある、うまくいかない日だってある。だけどそれも含めて全部「歩き切った」と胸を張って言える旅路でありたいと願って歩いている。

だからこそ、停滞はなるべくせずに、限られた時間を命を削って鳴くセミのように、「歩く」という行為そのものを大切にしたいのだ。

だけども旅は本来、もっと自由に、止まってもよし、進んでもよし、振り返ってもよし、そんなものなのだろう。だからこそ停滞出来ず、こんな雨の日でも歩く自分に葛藤していたのだが、東京の文字を見て思う。

横石は今、紛れもなく「歩いている」

俺は、俺の、旅をしている

旅というステレオタイプに縛られた旅なら、それは旅のための旅だ。

そうではない、俺は俺のロマンのために旅をしている。そしてそのロマンこそ、「歩く」という行為そのものなのだ。

そんなロマンを追い続けたからこそ、今東京の文字が目に見える位置まで歩いてきて、現に鳥肌が立つほど感動したのだ。

それが自分の旅に対する答えで十分じゃないか。

そう思えるだけでさらに歩調は早くなる。

もっと先に行きたい、この足で、この心臓で、

日立市街はなかなか都会だ。流石に関東の街だけあるのかなぁ、なんて思いながら今日の目的地のネカフェに15時半に到着。

雨は多少強く降りはしたが、予報よりは幾分弱く、霧のような時間や降ってない時間も多かったのでまたもや天気予報が良い方向へ外れてくれたようだ。日頃の行いかな??

そして辿り着いたネカフェでは

茨城の卍ヤンキー卍が待ち構えていた。

そして拉致された

まずヤンキーに連れられて向かったのはコインランドリー。どうやら優しいヤンキーは洗濯物が溜まっていたのを見越して連れてきてくれたのだ

古き良き、というか味がありすぎるコインランドリーはなんと洗濯200円という安さ。これは今時珍しすぎる価格設定だ。

そして洗濯を済ませた後、ヤンキーは更なる仕打ちをかましてくる。

海が見える絶景のお風呂に沈められる刑だ

明日はお風呂に入れない横石にとってはひどすぎる仕打ちと言ってもいいだろう。こんなに素敵なとこにきたら、また来たくなっちゃうじゃんか!しかも奢ってくれるなんて!

そしてお風呂でさっぱりして、さらにコーヒー牛乳を一気飲みの刑

そして最後、これが最も酷い仕打ちだった

なんとヤンキーは

横石の大好きなセイコーマートのカツ丼を買ってきて無理やり食わせてきたのだ。

これは本当にひどい、ひどすぎる。

たしかに茨城では北海道中心に展開している旅人の味方、セイコーマートがたまにあるのだが、こんなに美味しい大好物を食べさせられたら、明日から食べるものが不味く感じてしまうかもしれないじゃないか!茨城のヤンキーはヤバイとよく言うが、これは酷過ぎるよ…

そしてヤンキーは数多くの酷い仕打ちを散々してきたくせに、颯爽と帰っていった…(実は2年前クリオネで出会ってからその旅人たちで仲良いグループの中の1人、ゆーたさん卍だよ。ゆーたさんは茨城県民だけれども遥か南の鹿嶋からわざわざ片道2時間かけて横石に残酷な仕打ちをしにきたらしい。脅されたから言っときますけど、本当にありがとうございました。最高でした!次は忘年会でお会いしましょう卍)

さぁ、今日はゆっくりネカフェで寝て、明日からは海沿いからまた一転、内陸へ向かって進む予定だ。明日は晴れるといいなぁ…

歩行距離 29キロ

茨城県北茨城市→日立市

総歩行距離 1245キロ

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