寂寥感(徒歩日本横断#48)

48日目の今日は平塚の快活クラブで起床

毎度お馴染み、頭悪そうな無料モーニングでお腹を満たしてから午前8時に出発

今日は午後から雨予報だが、午前中は天気が持ちそうだ。小田原までは20キロ。降られないうちに進めるだけ進んでおこう

国道1号をひたすら西へ

看板の文字は東海道らしい地名が並び、横石が確かに西へ進んでいることを教えてくれる

思えばこの徒歩日本横断は日本最東端から日本最西端までの旅のはずが、東北などはほとんど南へ進んでいたようなものなので、東海道に出てからようやく西へ向かっている実感が湧いたのが正直なところだ。

国道1号も今日までの道のりは平坦

かと言って海沿いは自動車専用バイパスが通っているために歩くことはできず、面白みはあまりない

今日の目標は「なるべく雨に打たれず、体力を消耗せず」だ。

明日は東海道で1番の難所箱根峠に挑むのでなるべく疲れは残さないでおきたい。

しかも箱根峠では、国道1号ではなく、現在は旧東海道となっている最も険しい山道を登ろうと思っているのでなおさらだ

ということで今日はなるべく消耗しないためにも時速5キロを守って一定のペースで歩き続ける

平塚を出て5キロほどで大磯町へ

東海道松並木を進んでいく

たまに晴れ間見える穏やかな天気だ

実家の方は結構な雨らしく、ここでも自分の晴れ男に感謝する。なんだかんだ雨に当たらず、大雨予報でもあまり降らないのがここ最近の横石なのだ。

ちなみにここ大磯は

湘南発祥の地らしい。理由を見ようと隣の立て看板をみたが、文字が読めないほど風化していたので、とりあえず発祥の地ということだけ覚えた。というかそもそも「湘南」ってなんだ?どーゆー意味なんだ?

よくわからないけど、「湘南」という文字自体がかっこいいのは確かだ。だって車のナンバーで湘南ナンバーはやっぱりかっこいいもん。ちなみにうちの地元の所沢ナンバーはやっぱりダサい。全てがダサいのが埼玉クオリティ。

その後5キロ進んで二宮町へ

さらに5キロ進んで小田原市街へ入る。

15キロ歩いてきたが、今日はかなり調子の良い日だ。足が軽く、心も穏やか。思わず今日のうちに箱根峠を登ってしまいたい気持ちになるが、さすがに箱根まで行ったら日が暮れそうなのでぐっと気持ちを堪えて歩いていると、パラパラと降り出す雨。

目的地までは残り5キロほどなので急ぐこともない。全然歩ける程度の弱すぎる雨だが、隣を通る西湘バイパスの高架下へ避難する。

階段を降りて高架下へ向かうと、広がる海

特に綺麗とか、ビーチだとか、そういう場所ではなかったが、雨がしとしと降る高架下の暗がりから見る太平洋はどこか寂しくて、座り込んで眺める

ちょっと格好つけてみた

最近少し、ひとりの寂しさがすきだ

正確にいうと、去年の歩き旅の後半

人生で初めて冬の日本を旅した時

ひとりの寂しさがすきになった

今までは夏が終わる頃に旅も終えていたから寂しさはあまりなかったし、「夏が大好き!夏しか勝たん!」みたいな旅人だったが、去年は旅人生で初めて12月まで旅をした。

おかげで季節の変わり目を味わうことになる。秋になり、さらに冬になるにつれて草木は枯れ、生き物たちは息を潜め、そんな日々を見つめながら旅をした。

確かに夏が終わると旅路は一気にさみしくなる

今までは冬が嫌いで夏が好きだったけれど

秋から冬の寂しさに包まれて歩いていくうちに、その寂しさの先に見えてくるものがあった

その先に見えたものは、まだうまくは言えるかわからないのだけれども、

例えるなら、夏の旅路は生命の爆発に囲まれている感覚で、常に美しい花に草木に生き物と共に歩くことができる。

だけれども秋から冬はそれらが息絶え、自分自身寒さに震えながら長い夜を過ごしつつも、だからこそ、昇る太陽の暖かさを感じることができるのだ。

草木が枯れる分見通しの良くなった道を歩くあのなんとも言えない寂しさが、夕方4時には暗くなるあの切なさが、堪らなく好きな瞬間になっていったのだ。

身の回りの生命が途絶える厳しい季節だからこそ、目の前にある僅かな自然の輝きを、鮮明に、逃すことなく、見つめることができた。

川の流れさえ揺蕩う糸のように見えてくるあの感覚。多分あれが好きなんだと思う。

その感覚を覚えるときは大体一人で世界を見つめているから、ひどく寂しくて、だけどもその寂しさが心地良くて、目の前の風景にどこまでも溶け込んでいくような不思議な感じがしたのを覚えている。

あれからひとりの寂しさが好きになったのだ

正確にいうと「寂しさ」という感情さえ楽しめるようになったのかもしれない。寂しさをうまく咀嚼し、飲み込んで、自分の中で消化することによって、いつのまにか寂しさとしっかり向き合えるようになった。

だからこれからやってくる本格的な秋、そして冬も、もう怖くはない。むしろ楽しみなくらいなのだから。

今怖いのは大学の履修修正をしっかりやれるかどうかくらいなもんだ。

高架下で海をぼーっと眺めて何分経っただろうか、SNSにメッセージが入った

「自転車の時から応援してました!今小田原入ったのを見て探してるんだけど全然見つからず…どこにいますか?」

「そりゃ高架下にいれば見つからないですよね…ごめんなさい!」と思いながら、我に帰って急いで道路へ出て歩き始める。こういう思考モードに陥るとしばらく出てこれないから、ちょうど良い切り替えになって良かった…

そして高架下から2.3分歩いた国府津駅でお会いすることができた

ちょうどまた雨が降ってきてしまってあまりお話することはできなかったが、自転車の頃から見ていただいてるだけでもありがたく元気を貰えるのに、差し入れまでいただいてしまって本当にありがたい限りだ。

自分のための旅なのは間違い無いが、こうやって発信を続けることで誰かが自分の旅路を楽しんで、一緒に旅をしている気分になってくれる。こんなに嬉しいことはないよね。

みてくださっている皆さん本当にいつもありがとうございます。横石の足が止まらない限り、まだまだ一緒に旅をしましょう。

その後は小田原の市街へ入り、まだ時間に余裕もあったので本屋に立ち寄り、旅のお供の本選び

横石は本を選ぶのがどんな買いものより時間がかかるタイプで、平気で1時間以上選んでるんだけど、本屋ってなぜか便意を催しませんか??

今日も30分くらい経ってから急に物凄い便意がきて本を選ぶどころではなくなってしまったが、そういうときに限って大体本屋にはトイレがないので泣く泣く選ぶのを中断してコンビニへ向かう。

この「本屋に行ったらお腹痛くなる」現象をインスタであげたらまさかの共感の嵐。どうやら「青木まりこ現象」なる名前までついてるらしい。

これから本屋でお腹が痛くなってう○こするたびに青木まりこさんの顔が出てきそうで「どうしてそんな名前をつけた?」と少し不憫な気もするが、今度本屋で使ってみよう。

「あ!青木まりこが来た!トイレ行ってくる」って。

ちなみにこの青木まりこ現象への反応が高架下で格好つけた写真の5倍くらいあったんだけど、みなさん横石よりう○こが好きってことで良いですかね!!!

まぁそんなことはいいとして

結局本屋でだらだら時間を潰していても2時には目的地付近に着いてしまい、その後はマックでさらにブログを書きながら時間を潰し、今に至る。

明日はいよいよ箱根越え。

天気は回復しそうなので、昨日今日で温存した体力で思いっきり楽しんでこようと思う

歩行距離 20キロ

神奈川県平塚市→神奈川県小田原市

総歩行距離 1542キロ

今日もブログを読んでくださりありがとうございます!ブログランキングにも参加しているので是非下の日本一周ボタンを押して応援してください!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ


にほんブログ村

18 件のコメント

  • こんにちは!
    また、コメントいたします!

    ちょうど、箱根駅伝4区の旧東海道の二宮の松並木をアップダウンのコースをバックパックを背負って時速5キロで歩いていたのですね!

    どうしても駅伝の選手と重ねてみてしまいますが、まるで、タスキでないのですが、バックパックを背負ったアスリートですよね!

    時々、SNSで見たという方からの声援もあり、
    一人旅でそれも1日8時間以上、黙々と歩き続けるので、いろいろ考えも深まってくるのが、ブログの文章を読んでいて感じました!

    次は5区。東海道の難所の箱根の山登りですが、無事越えられますことを、こころより応援しております!🦆

  • I have been exploring for a bit for any high-quality articles or blog posts on this sort of house . Exploring in Yahoo I eventually stumbled upon this web site. Reading this info So i am glad to exhibit that I have a very excellent uncanny feeling I found out just what I needed. I most indubitably will make sure to do not forget this website and give it a glance regularly.

  • With havin so much content and articles do you ever run into any problems of plagorism or copyright infringement? My site has a lot of exclusive content I’ve either created myself or outsourced but it seems a lot of it is popping it up all over the web without my agreement. Do you know any solutions to help protect against content from being stolen? I’d definitely appreciate it.

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です