昨晩は広島からわざわざ旅の後輩の中江くんが島根まで車で来てくれて、久しぶりに楽しい夜を過ごした。
まずは島根県大田市にある温泉津温泉(これで「ゆのつ」って読むよ)の近くのキャンプ場に2人でテントを張って、そのまま温泉へ

温泉津温泉は地元の人以外にはあまり知られていない温泉だが、まず温泉街の雰囲気から引き込まれる。昭和レトロをそのまま残した雰囲気はタイムスリップしたような感覚だ。

ここはカフェになってるらしいが、その雰囲気は圧巻だ。ここが有名になってないのが不思議なくらいのいわゆる「インスタ映え」が出来そう。
そして今日入る温泉は

薬師湯という、温泉津温泉の日帰り入浴施設。
実は温泉津温泉は雰囲気はさる事ながら、泉質自体も温泉大国日本の中で群を抜いていて、温泉境界が選ぶ日本の12の名湯の中にも入っている。中国地方では唯一の泉質オール5の温泉だ
そして薬師湯はその代表的存在で、源泉がすぐ横にあるため本物の源泉掛け流しを味わえる。加温なども一切していない46度の源泉そのままだ。(湯船の中は42.3度くらいかな)
名物おばちゃんの説明を色々と聞いてから、いざ入浴。

浴室に入ると、流れ出る溶岩のように湯の花が付着し、その歴史と源泉の期待を増幅させる。
入ると天然の炭酸で少しピリピリし、身体の芯まで一気に温まる感覚。そして驚くべきことに「美人湯」とは言われているのは知っていたが、入って一瞬で肌のツヤが生まれたての赤ちゃんのようになる。いやこれ本当に中江くんも驚いていたことで、是非入ってみて確かめてほしい。
そして長湯をしなくても炭酸効果もありすぐに身体はぽかぽか。出る時はあえてシャワーでは流さず、源泉から直接桶で湯を汲み取って流し湯をするのが、1番効能のあるしきたりらしい。
温泉から出ても半日は続きそうなくらいポカポカな体。温泉の効能ってあんまりよくわからないものが多いけど、これほど実感できる効能のある温泉は初めてだ。長く日本を旅していろんな温泉に入ってきたけど、温泉津温泉は今のところ横石の中では一位に入るくらいに気に入ってしまった…
しっかりとそんな名湯を味わった後はキャンプ場に戻って宴会(この櫛島キャンプ場はシーズン以外は無料なのでありがたく使わせて頂く)

中江くんが鍋を作ってくれて、ビールと一緒に大優勝。今シーズン一番の冷え込みの夜なのに、温泉と鍋で全く寒くない。

中江くんも大学の長期休暇を使って進行形で自転車日本一周をしている後輩なので旅話に花を咲かせ、お酒も進み、本当に楽しい夜を過ごし一夜明け

昨日は日が暮れてから満点の星空の下でテントを張ったので全く風景は見えなかったが、山陰海岸の入江にひっそり佇む風光明媚な隠れ家的キャンプ場なのがよくわかる。
テントを撤収し、昨日のゴール地点の温泉津温泉入り口まで中江くんに送ってもらい

最後は笑顔で別れを告げる
次に中江くんは休学して本州と北海道を旅するらしいので、来年関東にきたら思いっきり接待してあげよう。社会人になったら、お金を稼ぐいいモチベーションになるなぁ。
そして朝7時。歩き始めた
今日は短めの32キロを歩いて、これまた無料キャンプ場へと向かう(山陰は本州には珍しく本当に無料や格安のキャンプ場が多いし、大体風景も綺麗なところにあるので旅人にとって知られざる聖地だ)

朝の冷たい空気に包まれ、吐く息はいつにも増して濃い白だが天気はここ一番の快晴

だんだんと温まってくる気温に背中を押されて、まずは次の町江津へ

江津の入り口にある道の駅サンピコ江津で休憩をし、江津市街へ向かうための小さな峠を登ってふと後ろを振り返ると

壮観な風景が広がる
海岸線沿いに立ち並ぶ風車と青い海に白波
本当に名前もない、観光地でもない、ただそこにある風景なのに目を奪われる。そんな風景は山陰の至る所に転がっていて、だからこそ旅のしがいがあるってもんだ。
しばらく風車が回る光景と白波を目に焼き付けて、峠を降りて江津市街へ

小さな町だが、どこか懐かしい匂いがする
まぁ小さな町って言っても山陰はこれが普通だからなぁ…
そんな江津市街を抜ければ、あとはひたすら海沿いを10キロほど歩いて目的地の海浜公園だ
やはり30キロほどしか歩かないと、果てしない余裕が生まれる。その分海をのんびり眺める余裕もできるわけで
海水浴場にたどり着くたびに、足を止め、腰を下ろし、波の音を聞く

波子海水浴場というらしいがこんなに綺麗なのに、やはり人はいない。それが寂しいような気もするし、だからこそ美しいような気もする。
30分ほどのんびりして歩くとほどなくして次の浜田市へ。そこから2キロほど歩けば

石見海浜公園無料キャンプ場へ辿り着く
海沿いのロケーションに綺麗に整備された芝生に清潔なトイレにシャワーまで付いていて無料。改めて山陰が好きになりそうだ。
テントを立てたあとはまだ午後3時。すぐ下の浜辺に降りて日暮れまでぼやーっとしていよう

一本だけのヤシの木がどこまでも絵になる白い砂浜。ヤシの木にもたれかかって、ただ目の前に映るものを見つめる

気がすむまで、いや、日が暮れるまで
のんびりのんびり…
もう何ヶ月もテレビを見ていない、ニュースも分からなければ、流行りのドラマや女優も分からない。社会とは離れ、世間の流れに逆らわずとも乗らない、そんな旅をずっとしてきた。
だけども移ろいゆく季節の中で、変わるもの、変わらないもの、空の青さ、日が暮れる早さ、月の満ち欠け、山の色付き…そういう目の前の世界とは誰よりも近く、もはや溶け込むように、、
今、自分はそんな旅をしている。そしてそんな旅がなんだか好きだ。いやすごく好きだ。暮れゆく世界に染まる海を見ていたら、そんな気がしてならなかった。
ただこんな時間がずっと続けばいいのにな。こんな気持ちでずっといられればいいのにな。

憧れを砂に描いた
そこに描いたものは風が吹けば飛ぶような、儚いものだけど今確かにここにあるものだ。
もう何度も描き続けて、それでもまだ描き足りない「日本」という憧れ、「旅」という憧れ、
いつの日かこの旅が終わって、描いたものが風に流れても、また新しくもっと綺麗に描けたらいいね。そうだといいね。きっとそうだよ。憧れってそういうものだもん。
消えるからこそ、いつか終わるからこそ、大切にできる。追いかけていける。
だから明日も歩いていくんだろうな
歩行距離 32キロ
島根県大田市→浜田市
総歩行距離 2942キロ

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