九州への道(徒歩日本横断#93)

93日目の今日は下関市街のネットカフェで起床

実に大阪ぶりのネットカフェで、山陰は野宿続きだったがひさしぶりに夜中に起きることなく眠ることが出来た(大体野宿してる時は9時に寝て12時、3時、6時って3時間おきくらいに目が覚める)

そんな今日はいよいよ関門海峡を越えて新たな旅の舞台、九州へ

九州の行橋市街を目指す、41キロの道のりだ

ちなみに九州は

去年長崎熊本側を回っているので、今回は青のルートで大分宮崎側を回る。特に北九州から国東半島周辺のエリアは自転車でも通ったことがないので初めての旅路となり結構楽しみ。

まずは関門海峡までの8キロの道のりを朝の下関市街を南へ歩いていく

本日も気持ちのいい快晴だ。

下関市街もさすが山口県ナンバー1の都市ということだけあって都会。松江以来、いや、それ以上に都会だ。

そしていよいよ標識に現れる北九州の文字。その案内に合わせながら、テンションを上げて歩いていく。

市街を抜けると関門海峡の裏手にある日の山公園の山を越えて、下り始める時には

目の前に大きく現れる九州の大地。北海道から遠く本州の大地が現れた時と同じようななんとも言えない高揚感が胸を昂らせる。「今から新たな大地に俺は行くのか」その気持ちこそ、ここまで人力で旅をしてきた旅人の特権だ。

そして関門海峡の下関側に降り立つ

下関に来た旅人なら誰もが目にするであろう、みもすそ川公園の長州砲台は対岸の九州側へ向かい雄々しく鎮座する。まるで「行ってこい!」とケツを叩かれているようだ。

さて、関門海峡の渡り方だが、もう何度もブログに書いているので去年から見てくれている人はわかっていると思うが、簡単にご説明。

上の写真に見える橋は自動車専用なので渡ることは出来ず、徒歩や自転車、そして原付は「関門人道トンネル」という海の下を通るトンネルを通って九州へと渡ることになる

みもすそ川公園の道路の向かいにあるので場所はすぐに分かる。そして自転車と原付は押して歩くのだが20円がかかり、徒歩は無料だ

海の下のトンネルにはエレベーターで降りていく

ちなみにこのエレベーターは余裕で原付も載せられる広いものだ。

そしてエレベーターで地下に降りていきドアが開けば

あとはこのトンネルを800mほど歩いて九州へと向かうのみ。ちなみに九州側も作りは同じくエレベーターで上がっていく。

さぁ横石も行こう

これが5年間続いた旅で4回も越えた関門海峡最後の突破だ。(自転車2回、徒歩2回)

去年に続き、また今年も歩いて越えるとは思わなかったが、それもまた旅。なにより今年は去年の本州の歩行距離1600キロよりだいぶ長く、実に2535キロも本州を歩いてきた。この距離は日本最北端の宗谷岬から本土最南端の佐多岬までまっすぐいく距離に匹敵する距離だ

それだけ本州を味わい尽くした。真っ直ぐな旅路ではないけれども、寄り道をした分、その道は誰よりも長く、より濃く、新しい日本の美しさを知ることが出来たと思う。だからこそ本州を終えることに一抹の寂しさも覚えるが、はじまりにはいつか終わりが訪れるもの。長かった本州に終わりが来たように、学生時代の旅路にももうすぐ終わりが来る。そんな終わりを怖がらず、清々しく笑って迎えることがこの旅の最後の目標だ。

かと言って感傷に浸るのもまだ早い。最後の九州も本州と同じように楽しみ尽くすつもりなのだから。トンネルを進んで、真ん中に位置する県境に近づくたびに胸が熱くなって歩調が速くなっていく。

そして県境へ

よっしゃ!!!いくぞ九州!!!!

21都道府県目の福岡、そして九州にーー!!

ジャンピングイーーーーン!!!

(このあと15キロの荷物による着地の負荷でしばらく足がジンジンしたという後日談)

そしてそのままエレベーターを上がって

外に出ると、眩しい日差しに照らされた九州の地に上陸だ

対岸には先ほどまで、いや、この二か月半ずっと歩き続けていた本州の地。そして今立っているのは九州の地。なんだか少しだけ実感が湧かないが、もうここから門司港までの道のりは過去3度通っているので、地図など当然見なくても分かる勝手知ったる道。歩き始めてすぐに「本当に九州にきたんだ」と実感が湧いてくる

下関市街を横目に門司港へは道路ではなく「ノーフォーク広場」という公園の道を歩いて進んでいく。またここが雰囲気抜群で

門司港のすぐ真横を通るのもあって、「レトロの街」と言われる門司に相応しい風景を眺めながらのんびり散歩気分だ

門司は九州の人には有名な観光地なのかな?関東人からはあまり名前の出ない土地だけど、それにしてもいい雰囲気でたまらなく好きだ。

例えるなら関東の横浜、関西の神戸、そして九州の門司。さらにいえば門司は横浜や神戸のオシャレな港町と違って「ギュッ」とオシャレゾーンが纏まっているので観光しやすく、レトロな雰囲気がまたタイムスリップしたかのような気分にさせてくれる。

ディズニーシーを彷彿とさせるような、素敵な町並みだ(ちなみにディズニーシーは6年間行ってないけど、あ、ディズニーランドも4年間行ってないや、家近いのに全国を旅ばっかしてるから)

そんな素敵な門司の街を抜けると県道25号に合流し、そこからはひたすら南下して大分方面へと歩いていく。

それにしても九州に入ってから風向きが変わったかのように色んな方にお声掛けいただく。レベル的には本州の時は毎日平均3.4人くらいだったのが、一気に10人くらい。

逆ヒッチハイクも3回されたし、トラックの運ちゃんも軽いクラクションと一緒に手を振ってくれるし、差し入れもそれに比例するように沢山いただき、気づけば今日の夜ご飯になりそうな手作りの唐揚げとポテトサラダまで待たせていただいてしまった。

やっぱり九州の方は間違いなく優しい。去年も自転車の時も同じことを書いた気がするけど、今年もしっかり書いておきます。

そんな応援に元気をもらいながら、ひたすらに「街」を歩いていく。こんなに街が続くのは大阪→京都間以来だが、普通こういう市街地は歩きにくいものだが、関東や関西圏よりもアットホームな気がして随分と落ち着く。これは横石に九州の血が流れているとかそういうの関係なく、多分普通に地域柄の問題だ。

そして九州の大動脈、国道10号に合流すると「大分」の文字が。まっすぐいけば113キロと書いてあるが「あと3日でたどり着くな、なーんだ近いじゃん」というくらいには感覚がガバガバだ。(まあ横石は国東半島を回るので、大分市街に辿り着くのはだいぶ先だけど)

そして九州に入ってからは、学生たちも人懐こい。夕方になって学生たちの帰宅ラッシュに歩いていると沢山声をかけられるし、なんなら出会った女子中学生2人組は爆走して追いかけてきて少しびっくりしてしまったくらいだ

この爆走して追いかけてきた2人組ははまだ中1らしい。可愛い顔立ちをしていたので「福岡美人多い説」は間違っていないのかも。現に他の学生さんも可愛い子多かったし。

ちなみにこの子達はやけに積極的に質問してきて「どこからきたんですか?」という、まぁデフォルトな質問から始まり、そこまでは良かったのだが、次の質問から

「お金いくら持ってますか?」

「彼女いますか?」

「大学は何処ですか?」

あれ…まさか試されてる??

ご、合コンかな…

中1とは思えない数々の質問でデュエルスタンバイしていたので、こちとら大人の意地を見せつけて、全部現実より盛りに盛って答えてあげた。

その後もクラスの男子がかっこいいだの、ぶさいくだの、ようやく出てきた女子中学生らしい会話に微笑ましく付き合っていたが、あまりこの子達と長居するとなんか危ない人に見えかねないな…とふと思い、「お兄ちゃんいくねー!」と歩き始めた。

1番可愛かった質問は横石が東京の大学だと言ったら「今田美桜ちゃん(芸能人)見ましたか?!」と興奮気味に聞かれたことだ。今までの質問が中学生とは思えない質問の数々で忘れていたが、「あ、この子達も東京をそんな風にキラキラした目で見てる地方の女の子なんだな…」なんて思ったらだいぶニヤニヤしてしまった。危ないあぶない。

そんなこともありながらのんびり歩いていたので暗くなった午後6時に目的地の行橋市街へ。まぁ街だということは知っていたので暗くなっても歩けるし問題はなし。マイペースでのんびり歩いて

コインランドリーに立ち寄って12日ぶりに洗濯物を回し

その間に頂きもので夜ご飯をすまし(めちゃくちゃ美味かった)

ネカフェにイン

下関と北九州周辺は都会なのでネカフェに泊まろうとは思っていたが、まさかの鍵付き個室が通常ブース料金と同じ値段のキャンペーンをやっていたので、実質2000円以下でホテル泊みたいな感じになった。

今日はいつも以上にのんびり眠れそうだ。

明日からは大分県に入る。福岡は今年は短めだが去年まで沢山旅をしてきた場所なので、今回の九州は大分と宮崎がメインだ。この2箇所は自転車日本一周の1年目以来全くきていない場所なのでゆっくり改めて旅をするのが待ち遠しい。

それではまた明日!!九州編スタートしました

歩行距離 41キロ

山口県下関市→福岡県行橋市

総歩行距離 3210キロ

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12 件のコメント

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