おじゃったもんせ(徒歩日本横断#104)

104日目の今日は日南市郊外にある猪崎鼻無料キャンプ場にて起床

前日、気のいい地元のおじさんが「俺は今日帰るからここ泊まってってもいいよー」と言ってくださったお言葉に甘えてめちゃくちゃ広いワンポールのテントに寝かせていただく。

火の揺れるランタンに心を癒やされ、ベッド付きでもはやグランピングの勢いだ。

そして朝もテントを片付ける手間がかからないので、その分少しゆっくり眠って7時に歩き始める

そんな今日はたぶんこの旅、いや、人生最後かも知れない50キロ歩行だ。日向灘を抜けて鹿児島に入り志布志湾を目指していく

天気も昨日に続いて快晴。等間隔に並んだ猫ちゃんたちに見送られて歩き始めた。50キロを歩くにしては遅めのスタートだが、まぁなんとかなるでしょ。

ヤシの木が並ぶ相変わらず南国雰囲気。まぁでも流石にこの時期ともなれば夜から早朝は冷えるので朝はしっかり着込まないといけない(日が差せば余裕でノースリーブの暑さだけど)

道を海沿いから外れて志布志湾に面する宮崎最後の街、串間市街に行くために最初の30キロはひたすら内陸へ。この素朴な田舎の風景は内陸ならではだ。

ジオラマのように牧草ロールを運ぶ様子はさながら北海道。九州は和牛が有名だからなぁ、、まぁ横石には縁のない話だけど、せめて牧草ロールが転がるのどかな風景を見て癒されよう。

そして道中で見つけた日本一入ることのできない神社

我が目を疑った。設定がガバガバすぎてどうやって境内に入るねんこれ…

そんな摩訶不思議ゾーンも田舎ならではか、

軽い上り下りを繰り返しながら

途中で標高100mほどの小さな峠の頂上で

宮崎最後の街、串間市へ

市街地まではまだ10キロほど先なのでゆるゆると下りながら向かっていく

そうそう、ここ串間には野生となった馬が暮らす都井岬があるんだけどまさかの日南市方面からの道が通行止めで諦めたんだよなぁ、、

岬馬とかロマンがありすぎるんだけど、ゴールの与那国にも与那国馬がいるので今回は我慢。代わりと言っちゃなんだけど、今回の九州本土のゴールは鹿児島市から急遽本土最南端の佐多岬になりました、ええ。

どうせなら九州も一番端まで行ってから沖縄に渡った方がロマンあるでしょ。他の理由はそのくらいかな。めちゃくちゃ遠くなるけどね。

そんな串間市街で遅めの昼ごはんを済ませて

黒毛和牛ちゃんの視線をくぐり抜けていけば

本土ラスト!今年24都道府県目の鹿児島県境へ

宮崎は220キロほど、一番北から南までひたすら歩いてだいぶ長かったが、遂にまた歩いて鹿児島にきたのかぁ…

そういえば高校の修学旅行は鹿児島の枕崎地区で民泊だったんだけど、その時に横断幕で「おじゃったもんせ(いらっしゃい的な方言)鹿児島」って出迎えられて「おぉ!めちゃくちゃ遠くにきたなぁ」なんて思ったもんだ。(ちなみにその時お世話になったおじちゃんおばちゃんとは今も仲良くさせていただき、毎年一回は遊びに行ってます)

気づけばその後自転車で来て、遂には歩きで、しかももう何回も自分の足だけで鹿児島に辿り着き、高校生の頃は東京から鹿児島に飛行機で飛んだから鹿児島をまるで異国の地のように「遠くにある点」でしか捉えてなかったけど、今はもう同じ日本として、まるで故郷のように「この道の延長線にある場所」として捉えている。すっかり脳が旅人になり、人力で旅をし続けたからこその感覚なんだろうなぁ。

なんだか果てしなく長く思える歩き旅も、ここまで来ればしっかりゴールが射程圏内に入り少し感慨深くもなってしまう。けどまぁ、感傷に浸るより今歩いてるこの瞬間を楽しんでなんぼだもんね!浸るなら本土最南端に辿り着いてから最後の地沖縄に向けて想いを馳せるくらいがちょうどいいってもんだ!

ってことで行くぜ鹿児島!!

鹿児島県にーーー

イーーーーーーーン!!!!!

鹿児島に入ってからは「待ってました!」と言わんばかりの応援と差し入れラッシュ

自衛隊の方からおにぎりや、海沿いのカフェのオーナーさんからウィダーとかアミノ酸とか、沢山いただいてこの土地そのものに歓迎されているような感覚だ。

そして志布志湾沿いを志布志市街に向けてしばらく歩いていく

まぁ南九州の海はどこも綺麗なのは知っていたけどそれでもやはり

魅入られてしまうほどの爽やかな青

日本の海って南に行くにつれて、ヤシの木と砂浜がよく似合う海になっていくと思うんだよね。

逆に北の海は真っ青!って感じで、荒々しくも透明な断崖の似合う海って感じ。

どちらも捨て難いし、同じ日本なのに一つとして同じ色の海は無いところが旅人冥利に尽きるんだよなぁ。点ではなく線として旅をしているからこそ自然の色や形、匂いや風に至るまで微々たる変化も余すことなく楽しめるのが旅人なのだ。

駅名には「大隈」の文字。大隅半島の入り口に来たのだ。なによりこじんまりした駅舎とヤシの木が南九州感を存分に醸し出している

そして少し懐かしい港の雰囲気漂う志布志の街へ

ちなみに志布志といえば忘れてはいけない、超B級観光スポットがあるのをご存知だろうか

それがこれ

日本一長い、というかもはやジュゲム的なノリを楽しんでいる看板。まさに珍地名だ。

赤巻き紙青巻き紙黄巻き紙より言いにくい究極の早口言葉になる地名。もし志布志にハガキを送るなら「志布志市志布志町志布志1丁目」とか書くのだろうか。もう既に脳内はゲシュタルト崩壊を起こしている。

そんなこんなで最後の50キロ歩行も無事に終えて目的地の道の駅へ

明日は大隅半島を横断し錦江湾へと抜ける44キロだ。本土最南端はもうすぐそこに見えてくる

歩行距離 50キロ

宮崎県日南市→鹿児島県大崎町

総歩行距離 3666キロ

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