熱帯雨林(徒歩日本横断#120)

120日目の今日は石垣島の常宿、ゲストハウスえみっくすで起床

起きてすぐにフェリーの運行状況をチェックする

今日は西表島へ行く予定なのだが、西表島には港が二つある。一つは冬場は北風の影響で欠航が多い上原港ともう一つが冬場でも安定して出港する大原港。

西表島は島内を一周する道路はなく半分はジャングルしかない未開の地で、残り半分の海岸線沿いを道路が走っているのだが、上原港と大原港はちょうどその道路のスタート地点とゴール地点のようになっていて本当は上原港に着いてから歩いて大原港まで向かおうと思っていた。距離も35キロくらいでちょうどいいのだ

上が上原港
下が大原港

が、しかし上の画像で上げたように今日も相変わらず上原航路は欠航。直前まで「どうしようか」と迷いながらとりあえずチケット売り場に向かうと、どうやら上原港に行きたい場合は上原港の料金のチケットを買えば大原港から接続バスで上原港まで行けるようだ

「お??ラッキー」ということで迷わず上原航路のチケットを買いそのまま8時半発のフェリーに乗り込む

ちなみに今年はなぜか観光客がめちゃくちゃ多い。GOTOの効果なのかはわからないが、オフシーズンの沖縄でもこの人の多さだ。石垣島は今年で3回目で1回目は真夏のシーズン中に行ったが、その時よりも多いのが不思議でしょうがない。

そして全然旅行に来るのがどうとかは自分も言える立場ではないけどおばちゃんグループが密閉空間でペチャクチャ喋り続けるのだけは本当にやめてほしいと思うんだよねぇ、、

そんなこんなで50分ほどの船旅の末、大原港に上陸。そのまま送迎バスで上原港に向かって歩き始めた。

歩き始めてさっそく広がるマングローブ林。

本当に文字通り「日本じゃないみたい」な風景が広がる。ある基準では西表や石垣は亜熱帯ではなく熱帯気候らしいがそれも頷けるほどの密林っぷりだ。

気温も25℃を超える夏日で最低気温も21度。湿気もムンムンでモワッとした空気が肌を撫でる。もう12月だというのに歩くだけで汗が吹き出してくるくらいだ。

川も本土の川とは違ってなんだか鬱蒼としている。今にも虎が飛び出してきそうだ。まるでモンスターハンターの世界に迷い込んでしまったみたいな不思議な感覚がする。ババコンガやガノトトスあたりが飛び出てきてもおかしくないような…

ちなみに虎じゃないけど西表島には島固有種であり特別天然記念物のイリオモテヤマネコが生息している。そこら中に「ヤマネコ注意」という看板が立ち並ぶのは西表ならではの光景だ。

ちなみにイリオモテヤマネコは現在約100匹しかいないというレア中のレア生物。夜行性なのでほとんど見ることはできないだろうが、この密林のどこかにまるでヒョウのようなヤマネコがいるというのはそれこそジャングル感が満載だ

本当に至る所にこんな看板がある

多分日本一猫を大切にしている島だろうな

実際イリオモテヤマネコのロードキルは深刻で、最近では9匹も轢かれる年があったという。生息数が本当に100匹前後ならこれは恐るべし数字だ。

そんなヤマネコの飛び出しを防ぐため、道には黒の防護ネットが張り巡らされている。

そして西表島は島の90%が亜熱帯植物に覆われた原生林ということもあって他の離島に比べてもアップダウンが激しい

森を突っ切るように原生林の中を一般の道路が貫いているため、アップダウンに苦労させられるのと同時にさまざまな生き物の声が聞こえてくる。

ヤエヤマアオガエルの合唱は見事だし、カンムリワシの鳴き声、そして色とりどりの蝶たちがそこかしこを飛び回る

カンムリワシ
日本最大種の蝶
オオゴマダラ

道のすぐそばに沢山の生き物の息遣いが聞こえてくるというのはなんとも贅沢なもので、知らない鳴き声や生き物を見るたびに足を止めて聴き入って、その生き物がなんなのかを調べていく。それがまた堪らなく楽しくて、本土では絶対に見ることのできない生き物たちの楽園は心までウキウキさせてくれる。

低湿地帯のようなマングローブ林はアマゾン川に入り込んだような冒険感を味わうことができる

霧に包まれたマングローブの川は神秘的な光景だ

スコールも毎日のようにあり、年間雨量も2000mを越えるので高温多湿の熱帯雨林が一面に広がる道を歩いていく

銅像はめちゃくちゃ可愛いけど、ジャングルの中に住んでるんだから相当野性味溢れてるんだろうなぁ、いつか見たいなぁ、、

なんて思いながら歩いていたら雲が切れてきたようだ

そして太陽が顔を出した瞬間、溜まっていた湿気が一気に蒸発して体にまとわりつくように、まるで真夏の暑さになる

本当に久しぶりに青い海を見た

生暖かい風は潮の匂いが染み付いている

いよいよ明後日に迫ったこの旅のゴール。そして学生時代5年間続けた旅の終わり。舞台は山茶花梅雨の沖縄で分厚い雲が空を覆い続けた2週間。もう2度と青い海もゴールまで見れないかもなぁと思っていたが、またこうして青い空と海を拝めたのはゴールの前の最高のプレゼントな気がする。

西表島のゴール、大原港までは残りわずか。のんびりと歩いていく

道端にパパイヤが平気で生えているのが沖縄クオリティです。ちなみに那覇でも立派なのが生えてた。

そして大原市街に戻ってきて、午後4時過ぎに大原港に到着

ご褒美は共同売店で買った特製弁当だ

朝から何も食べてなかったお腹にたっぷり詰め込んで、石垣へと戻る午後5時発のフェリーに乗り込む

明日、いよいよゴールの与那国島へと向かう

そして明後日、日本最西端の碑に辿り着いた時、長い長い旅が幕を下ろすが、その前にまた一つ素敵な旅路となった熱帯雨林の冒険だった

歩行距離 35キロ

沖縄県石垣市→竹富町西表島

総歩行距離 4052キロ

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