真っ向勝負(徒歩日本横断#24)

24日目の今日は道の駅さんのへで起床。

実は昨晩は青森県に仕事で来ているフォロワーさんがわざわざ道の駅まで来てくださり

ご飯をご馳走になった後に、お酒を交わしながら旅の話をする有意義な時間となった。

お互い旅が好きということもあって話も弾み、お酒も飲めて充実した夜になったが、一夜明けて、実は今日の旅路は不安が多い。

その原因は暑さだ

昨日でさえ暑かったのに、今日はさらにそこから3度ほど上がって、今年初めて経験する猛暑日になる予報だったのだ。ニュースを開くと猛暑エリアが北日本に北上していて、逆に西日本では少し涼しくなるそう。

「なぜよりによってこのタイミングで?」と普段は晴れて欲しいのだが、そこまで晴れると流石に嫌気が差す暑さの中、歩き始めた。

予報通り朝から気温はグングン上がり、早速滝のような汗を流しながら一路岩手県を目指し峠を登る。三戸から岩手県境の近くまでは国道4号を逸れ、静かな道を選択。

流石に朝の山は木陰を吹き抜ける風が気持ちいいが、それでもやはり上りは上り。止まらない汗を拭きながら歩き続けて5キロほどで

綺麗な渓谷を渡り

面積の広さでいうと北海道に続いて2番目の岩手県へ。北海道は別格で大きいが、せっかくその大地を歩き終えたのに次は長きに渡るみちのくの大地の始まりだ。

そしてまだ朝の8時だというのにますます気温が高くなり、先を思いやられるほどにメンタルが折られそうになる。

だが、岩手県に入ってもやはり皆さん優しく、嬉しすぎる冷えたアクエリアスの差し入れをいただく。これはガブ飲み一択だ。少しでも猛暑の中を進むエンジンとして身体に入れておかなければ。

そして10キロほど進み

テレビでよく特集されている「ざしきわらしが出るお宿」として有名な金田一温泉に到達。ちょうど10キロ歩いたし、駅で休憩させていただく。もしざしきわらしに出会ったらいますがこの異常な暑さをどうにかしていただきたいと願いながら駅の水道で頭から水を被りしっかりと武装完了。

田園風景の中を歩けば、風も涼しくなり心もどこか軽やかになるのだが、そんなに上手くはいかず、すぐに二戸市街へ入りアスファルトの熱風に逆戻り。

昼前には案の定コンビニの日陰から出れないほどの日差しだ。出たら本当に死ぬ気がする。よく考えたら猛暑の中重いバックパック背負って歩くの本当に馬鹿だよね。もうこのまま永遠に日陰から出たくなかったが、さすがにこのままでは進まなすぎる。まだ15キロしか歩いていない。意を決して歩き始めると

まさかの市街地の中に湧水という神が与えてくれたようなミラクル展開。ここは人の目など気にする場合ではない。たっぷり水を補給したあとは柄杓で水を掬い全身にかける。

すると1人のおばあさんが「暑いのに大変だろうに…」と話しかけてくださって、「アイスでも買いなさい」と500円を握らせていただく。岩手県は特にコロナに敏感だとイメージがあり、正直話しかけられるとは思っていなかったが、それを差し引いても声をかけてくださるほど優しい方が多いのだ。なんか変なイメージ待っててごめんなさいと心から謝りたくなる出来事だった。

そんな出会いに励まされ、二戸市街を抜けると次の一戸市街まで10キロほどの峠越え。またも国道4号ではなく県道を通るので水の補給などもなく、時刻も正午。ここからが本当の勝負の始まりだった。

多少フラフラとするたびに木陰で座り込み、水を飲み、ただひたすら灼熱の峠を登る。

冷えた湧き水も一瞬で白湯になるありさま。水を飲んでも全く飲んだ気がしない体温と同じくらいの気温。だがここで止まったら野垂れ死ぬだけ。進まなければならない。太陽との真っ向勝負だ。

途中のトンネルがありがた過ぎて拝みたくなる。今日ばかりは10キロだろうが20キロだろうがトンネルが続いてくれて構わない。

1時間ほど目一杯の体力を使い峠を登り切って、ようやくさらに30分ほどかけて下山し、やっとの思いで一戸市街へ辿り着く。本当はコンビニ飯で済ませたかったが、とにかく冷房の効いた場所で身体を休ませたいのもあって地元の食堂にお邪魔する。

汗だくのまっくろくろすけで入ってきた横石にも優しく声をかけてくださり冷えた水を思いっきり飲んで

中華風カツ丼なるメニューを注文したが、これがまためちゃくちゃ旨い。あんかけカツ丼みたいな感じだ。少し甘めの味付けが疲れた身体に染み渡る。お店の方も「ゆっくり涼んでいきなー」と声をかけてくださったのでここはお言葉に甘えて1時間ほどのんびり。ペットボトルにも冷えた水を補給していただき、午後2時に再出発をしようと外に出る。

が、しかしここで異変が。

身体が前に出ないのだ。本当に言うことを聞かない。どうしたものか根性とかそういう問題ではないのだ。

仕方なしに軒下で30分ほど休憩し、冷えた水で脇を冷やし、ようやく歩ける身体に戻ってきた

天まで伸びる入道雲の下、行けるところまで歩こうと決める。この灼熱もいつかきっといい思い出になるのだから、倒れない範囲で無理はしよう。

まぁ歩き旅をしている以上、無理をしていない日なんてないかもしれない。毎日が根性を出して身体に鞭打たないと先へ進めない日々だが、先に進まないとゴールに辿り着かないのだから、無理は歩き旅のお家芸なのだ。

気温はまさかの37度。もはや笑えてくる。ここまで暑いと清々しい。だけどね、ここはまだ北東北なんだよ??東北さんは身の丈に合った気温を維持していて欲しいものである。

相変わらず山道を歩き、ひたすら南へ

実は今日は野宿地を決めておらず(めぼしいものが下調べでは見つからず)日が暮れる前に歩けるだけ歩いて決めようという横石には珍しいガバガバな日なのだ。

そして午後3時。次のコンビニが15キロ先なので実質最後になるであろうコンビニで夜ご飯を買ってくつろいでいると

目がとても綺麗な色の青をしているロシアから来た外人さんに出会った(元から日本にいるからコロナは関係ないよ)久しぶりの旅人、しかも外人さんとあってテンションが上がりついつい話し込んでしまう。結局30分くらいのんびりして、日暮れまでの残り2時間ほどのうちに野宿場所を探しながら歩くことに。

入道雲のおかげでようやく日差しが和らぎ、ここにきて歩きやすくなる。一応暑さのピークは越えたようだ。

そしてコンビニから3キロほど進むと

まさかの道の駅のような産直市場に辿り着く。トイレもあるし東屋もあるし、理想的だ…

しかし時間はまだ4時。せっかく暑さがおさまってきた今のうちにもう少しだけ歩いておきたい気持ちが勝り、まさかの野宿最適地を捨ててさらに先へ。暑さで体力さえなくなっているが、この時点でまだ31キロしか歩いていないのであと1時間歩く足は充分に残っていたのだ。

産直市場で親切なサラリーマンの方に頂いた特大トマトにかぶりつき、ラスト1時間は峠をひたすら登る。調べると、この先5キロの峠の途中に無人駅があるようなので、今日はそこで野宿させていただこうという作戦だ。

そして到着

最後の1時間が日差しも無く今日一番楽に歩くことができた。やはり暑すぎると体力の消耗が激しいようだ。明日も暑さは続くようなので、まずは体力回復を第一優先におやすみなさい…

歩行距離 38キロ

青森県三戸町→岩手県一戸町

総歩行距離 716キロ

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