影法師(徒歩日本横断#73)

京都に辿り着いてからは友人の家に3泊しながら休息も兼ねて冬装備を整え、これから向かう山陰に向けて万全の準備をしていた。

そして山陰へ向かって歩きだす前日、友人の家で朝起きると相方タクマから一本の連絡が入る。

「今京都いるわ。ヒッチハイクできたわ」

いやいや待て待て。仙台でも予告無しで現れたが、まさかここでもサプライズ?

寝ぼけ眼で写真を見ると、確かに京都駅…

そう。タクマがまた、わざわざ来てくれたのだ

ただ、もちろん来てくれるのはこの上なく嬉しいが、こうも突然来られると驚きの方が勝っていつも放心状態になる笑

そしてその日の夜は京都にて、タクマと一緒にこれまたサプライズで来てくれた早稲田の友人だいすけ、それに京都の友人3人で飲み明かす

京都の居酒屋で飲んでそのまま鴨川の河川敷で酒を片手に語り尽くす。京都の街は本当に最強だ。こんな街で青春を送りたかった…

ほぼ突然集まってくれたみんな!本当にありがとう!初対面も多かったのに友達の友達でみんなめちゃくちゃ仲良くなれて幸せでした。また京都で素敵な思い出が出来た。

そして朝はずっと泊めてもらった京大の友人りょーとの家で起床。

そんな今日はタクマ、だいすけ、そしてりょーとの3人が目的地付近まで一緒に歩いてくれるというサプライズ付き。

朝はりょーとの家が京大のすぐ近くなので、京大からスタートだ(ノースリーブだけど気温は10度くらい)

ルートはいよいよ鳥取方面へ、山陰に向かって北西方面へ舵を切る43キロの道のりだ。

京都では丸2日間ばっちり休息を取ったので体力は万全。今日は久しぶりの相方、そして気の知れた友人達との歩行なので気持ちも軽い。

天気もちょうど休息日だった昨日までの2日間は雨だったが、今日からは晴れ。全てが完璧なコンディションだ

まずは朝の風光明媚な鴨川沿いを5キロほど南下し、国道1号線まで歩く

ちなみに今日は相方がカメラおじさんになってくれているので、これから載せる一眼っぽい綺麗な写真は全部相方の腕前だ。なので横石の普段が沢山写ってます。

鴨川沿いは歴史ある?というか趣ある、流石京都な建物達が並び、本当にお気に入りの場所。全国どこを探してもこんなに街に溶け込んだ川は無いと思う。

ちなみに今日唯一の心配は、去年から合わせて5足目に突入した新しい靴だ。種類自体は同じ靴を買い続けているが、やはり新品は硬いので靴ずれや体力が持っていかれやすい。

まぁそんなことも友達と歩いて、しかものどかで美しい京都の街並みと生き物達を見ていれば、忘れてしまうなぁ。

そして国道1号と9号の境目、烏丸五条からはもう1人の男だいすけも合流し、いよいよ4人で歩く。

ちなみに9号は京都から兵庫→鳥取→島根→山口と日本海側を繋ぐ大動脈でその総延長は約800キロにも及ぶ、日本三位の長さの国道だ。

横石も山陰を歩くにあたって、その大部分の行程が国道9号に絡むので、これからおよそ20日ほどはお世話になるであろう国道の始まりなのだ

国道9号の起点から約10キロほどは市街地郊外の広い歩道も整備された歩きやすい道のり、談笑を交えながら楽しく歩いていく

そして郊外を抜けると亀岡市との境に位置する標高200mほどの峠越え

その前に休憩を入れて準備は万端だ

色づき始めた山に、4人で列を成して入り込んでいく

普段は1人で歩いているが、4人でしかも一列になって歩いていると、どこか「大人の遠足」みたいな感じで滑稽な感じもして面白い。横石に続いて歩いている後ろの3人を振り返って眺めては、ついニヤニヤしてしまう。

峠自体は緩やかなので4人とも余裕を持って登りきり

頂上で亀岡市街へ

そこから歩行者専用のトンネルを抜けて

なんかいいよね、細いトンネル
どこか別の世界へつながっていそう

峠を下り亀岡市街へ出たところでスタートから25キロ。お昼休憩は4人でラーメン屋へ入る(普段の旅路で本当にラーメン屋とか行かないからめちゃくちゃひさしぶりに食べた)

亀岡市街を抜ければいよいよ本格的に田舎道

京都府も京都市から北側へ行けばのどかなものだ

正直、25キロを超えて30キロに迫るあたりからは、歩き慣れていないみんなはきついだろうに、それでものどかな風景に感動し、声を掛け合って、横石の歩きについてきてくれている。

初めて歩く時の30キロ、そして40キロの辛さは横石が誰より知っているから、荷物を持っていないにせよ苦しいに決まってるのだ。それなのにむしろ「よーだいはこんなことを毎日やってるんだね、余計に尊敬するわ」なんて長旅の横石を気遣う声もかけてくれて、本当に良い友達を持ったなぁ。

そんなことを思いながら日本の原風景を歩く

これから行く山陰が楽しみなのは、こういう「故郷の風景」が日本のどこよりも色濃く残っていることだ。

そういう風景を目にするときは、どこか胸の奥にある眠っていた感情が揺さぶられて、時に切なく、時に寂しく、時に懐かしく、時に走り出したくなるような、そんな気持ちにさせてくれる。

もう随分と前にも、ここに立って、この風景を見ていたような、そんな気がするんだ。

夕日が西の空へ落ちていく

影法師が田んぼに伸びる

いつもはひとつしかない影が

今日は4つ、綺麗に並んでいた

「あぁ、そうか、今たしかに誰かとこの道の上を歩いている」

それが何より嬉しくて…

もう随分と、1人で旅をしてきた

だけどもその旅の中で出会った仲間がいて

こうして一緒に影法師を並べてくれる友が出来た

横石は1人で旅をしているけれど、独りではない

「寂しくないの?」と聞かれると少し寂しい時もあるけれど、それも含めて笑える旅路であればと願う。

日暮れ前、横石が今日野宿する道の駅のすぐそばの駅までたどり着いて3人とはお別れだ

りょーとなんかは階段の上り下りも苦労するほどに苦しかったのに、最後まで歩いてくれた

最後は再会を誓って、無事を誓ってお別れだ

仕事の休みを使ってわざわざ京都まで来て、一緒に歩いてくれただいすけ、毎年京都に泊まらせてくれてしかも今回は一緒にも歩いてくれたりょーと、そしてまた凝りもせず膝の傷も癒えていないのにこうして京都まで来てこの道の上を共に歩いてくれた相方、3人とも本当にありがとう。

横石がこの道の果てに辿り着いたら

また会おう

そのときはまた、美味い酒飲もうな

もちろん今日の話をしながら。

歩行距離 43キロ

京都府京都市→南丹市

総歩行距離 2497キロ

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5 件のコメント

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